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メトロガイド世界遺産を訪ねる旅 —ポーランド—>vol.5

世界遺産を訪ねる旅 —ポーランド—

世界遺産を訪ねる旅 —ポーランド—
ザモシチ旧市街
ザモシチ旧市街

春風にのってポーランドへ
ヨーロッパの中心にあるポーランドはEU圏内で6番目に大きな国。自然と豊潤な文化が育んだ13のユネスコ世界遺産が皆さまをお待ちしています。 春からの緑のシーズンには、やわらかな萌黄色の大地が果てしなくひろがります。春の風にそよぐ柳の並木が続く平原で耳を澄ますと、ショパンのマズルカが聞こえてきそう。 爽やかな春から夏は旅のベストシーズンです!
ルネサンスの真珠
ザモシチ旧市街 Stare Miasto w Zamościu

1992年世界遺産登録
市庁舎とアルメニア商人の家
商業地区にあるアルメニア商人の家
市庁舎とアルメニア商人の家
商業地区にあるアルメニア商人の家
イタリア・ルネサンスの香りが漂う都市ザモシチ―この町はヤン・ザモイスキJan Zamoyskiという一人の大貴族の理想から生まれました。イタリアに留学をしたザモイスキは、祖国にイタリアのパドヴァの街を模した都市を造ろうと考えたのでした。
王都クラクフを脅かす存在になるはずのザモシチの建設にはわずか20年(1580~1600年)しかかかりませんでした。設計者はイタリア人建築家ベルナルド・モランドBernardo Morando。モランドが宮殿、武器庫、聖堂参事会教会、市庁舎、広場に並ぶ石造の集合住宅などの主要な建物のすべてを設計し、ザモイスキの夢は実現したのです。
ヤン・ザモイスキの像
ザモシチの模型
ザモシチの模型
ヤン・ザモイスキの像
ザモシチは、世界的にも類を見ない、都市計画と建築の集合体で、「理想都市」の考えに近いものです。よく「ルネサンスの真珠」といわれるのは、語りつくせぬ美しさと高い歴史的価値をそなえた作品とも言える建物群があるからです。そのような史跡は市内に数多くあり、すらりと塔がそびえる美しい旧市庁舎、広場は1階がアーケードのようになった石造りの建物に囲まれています。そしてその中にひときわ鮮やかな色と飾りが施されたアルメニア商人の住宅は目を引きます。広場に面したすべての建物は同じ高さとデザインにそろえられています。
旧市街はその機能に応じて二つに分けられました。東側は商業エリア、西側は文教エリアでした。商業エリアには外国の商人なども住み、エキゾチックな雰囲気をかもし出していました。文教地区には、高等教育機関が築かれ文化の香りが漂う街づくりが行われました。
ザモイスキ宮殿
ザモイスキ宮殿
旧市街にある司教座大聖堂の内部には、価値の高い芸術品が含まれています。ザモイスキ宮殿Pałac Zamoyskichとザモシチ・アカデミーAkademia Zamojskaは、建設当時のすばらしさがあせてしまいましたが、市内にある巨大な堡塁は圧巻です。所によっては7メートルの厚さがあることで知られています。その防壁は世界遺産に登録されたこの旧市街全体を取り囲んでいるのです。
ザモシチ旧市街 遠くに見えるのは市庁舎
ザモシチ旧市街の夜景
ザモシチ旧市街の夜景
ザモシチ旧市街 遠くに見えるのは市庁舎
落ち着いたたたずまいを見せるザモシチの町。瀟洒なホテルに滞在し、美しい史跡やアートギャラリーを巡ったり、観光イベントに参加したりといった十人十色の楽しみ方がある都市です。ポーランド東部に位置し、主要なルートからは少しそれていますが、だからこそ本当のヴァカンスが楽しめるのかもしれません。ザモシチの隣には、「自然の真珠」といわれるロストチェRoztoczeの景勝地帯があり、貴重な史跡群で知られるルブリンLublinも遠くありません。
ロストチェ地方の風景1 ロストチェ地方の風景2
ロストチェ地方の風景1
ロストチェ地方の風景2
ロストチェ地方クラスノブルトにあるバロック様式の修道院と協会 ロストチェ地方ズヴィエジニェツの聖ヨハネ教会
ロストチェ地方クラスノブルトにある
バロック様式の修道院と協会 17世紀末の建築
ロストチェ地方ズヴィエジニェツの聖ヨハネ教会
ポーランド中東部にあるルブリン ルブリンの街角で絶妙な色合いにおもわずため息が出る
ポーランド中東部にあるルブリン
ルブリンの街角で
絶妙な色合いにおもわずため息が出る
ルブリン旧市街
ルブリン旧市街
【アクセス】
ワルシャワからバスで4時間半~5時間半、1日4~5便 電車で5時間15分、1日直通2便
クラクフからバスで6~7時間 1日4~5便、電車で7時間半、1日直通2便 ルブリンからバスで2時間、1、2時間に1便、電車で2時間20分、1日2便

【ツーリストインフォメーション】
Zamość Tourist Information Center Rynek Wielki 13 (市庁舎) tel.0-84/639-22-92, Email: zoit@zamosc.um.gov.pl 営業時間 5~9月平日8~20時、土日10~17時、10~4月平日8~16時、土日休

【宿泊】
ホテル・オルビス・ザモイスキ Hotel Orbis Zamojski *** ul.
Kołłątaja 2/4/6 tel.048-639-2516, fax 048-639-2886 E-mail予約:rez.zamojski@orbis.pl www.orbis.pl/index.php?s=152,0,1184&j=2&h=54
ホテル・ユビラートHotel Jubilat *** Al. Wyszyńskiego 52, tel. +48 /84/638-64-00 tel/fax 638-62-15, www.hoteljubilat.pl
ホテル・ルネサンス Hotel Renesans*** ul. Grecka 6, tel.048-639-2001~03, fax048-638-5175 www.polhotels.com/Zamosc/Renesans/index.htm
ホテル・アルカディアHotel Arkadia** Rynek Wielki 9, tel.048-638-6507 E-mail: arkadia@zamosc.pl, www.arkadia.zamosc.pl
モテル・ポラックMotel Polak** ul. Orła 3A, tel. 048-84-641-1530, www.motelpolak.pl

【みどころ】
旧市街周囲の堡塁 ザモシチの周りを取り囲む堡塁は、この街がどのような要塞都市であったかを教えてくれるでしょう。堡塁が造られた当初は町の周囲には堀がめぐらされ、その堀を造る際に出た余分な土を積み上げて壁が築かれました。3ヶ所に簡単な出入り口が設けられ、都市の内側には広場が設置されました。その後、出入り口は堅固な門に立て替えられました。1866年にほとんどの壁が壊されましたが、2つのバスチオン(稜塁)やモランドが設計した旧ルブリン門Stara Brama Lubelskaは当時のままの姿をとどめています。
大広場Rynek Wielki
1辺が100mある正方形の広場には、広場を取り囲むアーケードや均整の取れた建物群が見事にマッチしています。広場の北には、ルネサンス様式、バロック様式の市庁舎がそびえており、その横にはザモシチ博物館があります。
大広場の周りをこんなアーケードが囲んでいる カラフルな建物と花が美しい大広場
大広場の周りをこんなアーケードが囲んでいる
カラフルな建物と花が美しい大広場
兵器庫博物館Muzeum Arsenał
昔の兵器庫を利用した博物館で、17世紀の大砲類、銃器、剣、甲冑などが展示されている。月曜日、祝日の翌日を除く9:00 - 16:00 所在地ul. Zamkowa 2入場料 大人6 zł 小人・学生3 zł。
兵器庫博物館
兵器庫博物館
兵器庫博物館に展示されている甲冑
 
兵器庫博物館に展示されている甲冑
ザモシチ博物館Muzeum Zamojskie
大広場のそばにある、ルネサンスからバロック期にかけて作られた建物の中にあります。アルメニアの家と呼ばれるひときわ目立つ建物が博物館です。この建物は「北のパドヴァ」、あるいは「ポーランド・ルネサンスの真珠」と呼ばれた16、17世紀ザモシチを今に伝える代表的な建物です。
月、祝の翌日を除く9:00 - 16:00 所在地ul. Ormiańska 30入場料 大人6 zł 小人・学生3 zł 。
ロトゥンダRotunda
旧市街から500m。直径約50メートルの円形の建物で、壁の高さは約10m、厚さ7m。外敵の攻撃に備えて放射状に窓がついています。両大戦間期は弾薬庫として利用されましたが、第二次大戦中はナチスの監獄となり、非常に多くの犠牲者が出ました。内部は戦争の悲劇を伝える博物館となっています。博物館内には1939年から44年までのナチス占領時代の写真や資料が常設展示されており、周りにはここで非業の死を遂げた8千もの犠牲者を出したこの場所の周りは、犠牲者の墓地となっており無数の十字架が並んでいます。
ロトゥンダ ロトゥンダの周りにあるナチスの犠牲者墓所
ロトゥンダ
ロトゥンダの周りにあるナチスの犠牲者墓所
ロトゥンダの周りに並ぶ十字架
ロトゥンダの周りに並ぶ十字架


自然の奇跡 
ビャウォヴィエジャの原生林 Puszcza Białowieska

1979年世界遺産登録
原生林の主ジュブルはヨーロッパ最大の哺乳類
原生林の主ジュブルはヨーロッパ最大の哺乳類
この公園は、千年前にポーランドとヨーロッパの低地部の大部分を覆っていた巨大な原生林の残された最後の断片です。公園内の森林構成は、広葉樹種が2/3を占め、針葉樹種が1/3の割合しかないため、現代のヨーロッパの森林とはかなりかけ離れています。 ここはポーランドの自然の豊かさと多様性とを表す独自の象徴ですが、ユネスコはその意味を正しく評価して、ビャウォヴィエジャの原生林を世界自然文化遺産リストと世界生物圏保護区リストの両方に登録しました。ベラルーシの〈ビェラヴィエシュスカヤ原生林〉国立公園とともに、世界に7つ、ヨーロッパに3つある、国境をまたいだ世界自然・文化遺産(World Heritage)の一つを形成しています。
ビャウォヴィエジャの原生林 ビャウォヴィエジャの森の中で
ビャウォヴィエジャの原生林
ビャウォヴィエジャの森の中で
この広大な天然の森林複合体は、ポーランドの東部、ベラルーシとの国境付近にあり、あるがままの自然の木立を残した地帯、また植物相や動物相の標準的な種が生息する地帯としてはヨーロッパでも類を見ないものとなっています。ここには、人間の手が入っていないマツやオークの森、湿原林、そして水に浸かったハンノキやトネリコの森が残されており、今では希少になってしまった種も多数あります。
ヨーロッパバイソン
ヨーロッパバイソン
ビャウォヴィエジャの原生林は、自然という観点から何よりも価値のある部分は国立公園として保護の区域に入れられており、これによって、ほぼ半分が厳重な保護の下に置かれました。1000種以上の維管束植物、200種の蘚苔類、ほぼ300種の地衣類と8500種の昆虫、250種の鳥類、300種の哺乳類が存在します。中には、ヨーロッパ最大の哺乳類で、ポーランドの努力によって絶滅を免れたジュブル(ヨーロッパ・バイソン)もいます。20年以上の繁殖飼育の後、1952年に最初のジュブルが再び森に放たれました。保護区では立ち入り制限があり、定められた道をハイキングするか観光ルートを馬車で行くことしかできません。
国立公園には、その他に、宮殿公園、自然森林博物館Muzeum Przyrodniczo-Leśne、さらには希少動物の飼育センターが含まれています。この飼育センター最大の呼び物はジュブルの群れで、その大半が放し飼いにされています。
ビャウォヴィエジャ村 朝靄のビャウォヴィエジャ村
ビャウォヴィエジャ村
朝靄のビャウォヴィエジャ村
年約10万人の観光客がやって来ますが、原生林の真ん中にあるビャウォヴィエジャ村に滞在することになります。村内には一観光客だけではなく、コンベンションやインセンティブツアーのお客様を受け入れる施設もそろっています。ビャウォヴィエジャの魅力を語るとき、自然の豊かさだけでなく、国境の異国情緒あふれる景観や、多様な文化、知る人も少ない東方の民俗、そして心休まる木造りの家々を忘れることはできません
【アクセス】
車で: ワルシャワから国道2号線で、Terespol方向に進む。Mińsk MazowieckiとKałuszynを過ぎたところをLiwの方向に左折、Węgrów、Sokołów Podlaski、Drohiczyn、Siemiatycze、Kleszczeleを経由してHajnówkaへ。そこからビャウォヴィエジャBiałowieżaまで約20km。 列車・バスで: ビャウィストクから直通のバスが1日2便。ワルシャワからビャウィストクまでは鉄道で約2時間半、1日約11便

【宿泊】
WEJMUTKA  www.wejmutka.pl tel.(+48) 85 68 12 385 E-mail:wejmutka@wejmutka.pl, 
Dwór Soplicowo (城館を利用したホテル) www.dworsoplicowo.pl
ペンション Swietezianka
ペンション Swietezianka
ペンション Wejmutka ペンション Wejmutka 室内
ペンション Wejmutka
ペンション Wejmutka 室内

ポーランド政府観光局
〒160-0023 東京都新宿区西新宿 3丁目4番4号 京王西新宿南ビル 7階
TEL : 03-5908-3808  FAX : 03-5908-3809
Website: www.poland.travel

受付時間 月~金曜日:11:00~13:00 14:00〜17:00
土・日・祝祭日・12/25、26年末年始はお休みです

Keio Nishi Shinjuku South Bldg 7F.,
3-4-4 Nishi Shinjuku, Shinjuku-ku, Tokyo, Japan 160-0023


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