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メトロガイド>サヘル・ローズのコトダマ日詩 vol.42


サヘル・ローズのコトダマ日詩

良いことも、悪い事も全部、愛せたら強いな。


と、強さについて考えてた一月。
そう、この10月は強さの顔色を伺いながら
咳払いをしては見て見ぬふりをして
自分自身から逃げていたように思います。


困ることがある。
年齢を重ねていくたびに
重圧を重くする感情。


こうしなくちゃ
あーしなくちゃ


でも
なんで


もう!


と、こんな感情が秋風の中で吹き荒れた。


けど、追い込んでも壁しかなく
追い込んで正解な時と
追いこむのではなくて


追い抜かせる。


見逃すことの大切さも身についてきた。


逃す という言葉
一見、逃げてるかのように
マイナスに思われてしまう方もいらっしゃるかもしれない。
けれど、
この漢字の中には、
そうです。


『兆し』


なにかにたどり着く
そんな兆しが見えてるから
見逃すことも悪くはない選択です。


だからといって、


なんでも辞めたり、
立ち止まったり、
放っておく、とは云ってないですよ。


挑んだけど、どうしてもダメな時
そうゆう時は足掻くのやめて
静かに一歩引いてみる。



問題や悩みがアナタの横を
通りすぎていくのを見逃してみるの。


不思議と急に身が軽くなったり
さっきまであった
モヤモヤや壁が薄まっていく。


空気圧が和らいだ途端
酸欠状態の脳内には新しい発想が生まれる。


解決策の兆しがでてくる。


言葉は面白い。
私達はコミュニケーションのツールとしてだけでなく
言葉が私達に投げかけてくれる声がある。
とくに日本語の漢字は言葉の声がギッシリつまった宝庫だと思います。


どうか、言葉を大切に
日本語の良さを忘れずに
愛でながら、
言葉を噛み締める日々を。


32歳になった10月。
この視覚効果をさらに磨いていきたい。
あらゆる事を常に感じて
わたしの感性の鉢を育てたいとおもいます。


引き続きよろしくお願い致します。



サヘル・ローズ ─Profile─
1985年、ペルシャ(イラン)生まれ。8歳の時に養母と共に来日。
育ててくれた母に恩返しをする為、将来オスカー像をとれる役者になるのが夢。
現在、「探検バクモン」(NHK総合) 進行役、「ノンストップ!」(フジテレビ)いいものプレミアムのコーナーなどに出演中。

最新情報はコチラ → http://excelling.co.jp/
サヘル Twitter → https://twitter.com/21Sahel

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