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メトロガイド>懐古的ポーランドの旅—西ポーランド


ショパンをめぐる旅 —ポーランド—
コスモポリタニズム薫る水の都―ヴロツワフ


ポーランドの西南にあるヴロツワフは、古くから交易・金融業の盛んな都市として知られてきました。町を横切るオドラ川には12の島があり、それを結ぶのは100本以上の橋。12の島のなかにあるオストルフ・トゥムスキは歴史の町ヴロツワフでも一番古い地区といわれます。6世紀に存在したといわれるスラブ人の集落、13世紀にはモンゴル人の進入、14世紀にはボヘミア侯、さらにハプスブルク帝国に組み込まれた後、1945年まではドイツ領といろいろな国と文化の影響を受けたことで、ヴロツワフにはここだけしか出会うことができないコスモポリタンな文化遺産が数多く残っています。

【アクセス】
空路 ワルシャワのほか、ヨーロッパの各地からの便がありますが、日本から乗り換えてヴロツワフに入るにはフランクフルト、ミュンヘンを利用するのが便利。市内へは市バス406番またはタクシーを利用。
陸路 ワルシャワからの所要時間は列車で5時間から6時間。クラクフからは4時間程度。


みどころ

本駅から旧市街まではおよそ1km。駅前のピウスツキ通り(ul. Marszałka Józefa Piłsudzkiegoを西に向かって5分ほど行くと左手にHotel Scandic Wrocławが見えてきます。その手前を右に折れたところから始まるのがシフィドニツカ通りul. Świdnicka。この通りに沿ってさらに北に進むと旧市街地区に到着です。


ヴロツワフでかわいいこびとをさがしてみませんか?


おすすめ観光スポット

ヴロツワフ本駅、旧市街(広場、市庁舎、金陽の館、ヴロツワフ大学本館、イエズス聖名教会、オソリネウム図書館、ドゥニコフスキ大通り、国立博物館、ラツワヴィツェの展望美術館、聖マリア・マグダレナ教会、ヤトキ通り、「ヤシとマウゴーシャ」の館、オストルフ・トゥムスキ(バプティスマのヨハネ大聖堂、大司教博物館)、植物園、自然博物館、百年記念会館、シチトニツキ公園、こびとの像(各所)


ヴロツワフ本駅


列車では、古きよき時代のヨーロッパを思わせる中央駅に到着します。堅牢な城壁に囲まれたような印象を受けるヴロツワフ駅の構内は映画にも度々登場するだけあり、実に見事。第3ホームには、出発する電車に飛び移るシーンの撮影中に亡くなった映画俳優ツィブルスキを偲んで建てられた記念碑があります。


旧市街広場


昔から市民の生活の中心となってきたのがこの広場。中央にあるのは、ゴシックとルネサンスの美の調和がみごとな旧市庁舎です。14世紀末から15世紀初頭にかけての建物といわれます。ここの地かつて町の政治の中心となっていたこの建物は市立美術館物館として公開されています。

開館時間:水~土 10:00-17:00 日10:00-18:00 月・火休館
入館料金:大人10PLN小人・学生 7PLN
ホームページ:www.muzeum.miejskie.wroclaw.pl


レストラン
市庁舎の半地下にあるのがビアセラー「ピヴニツァ・シフィドニツカ」Piwnica Świdnicka。ここはヨーロッパで一番長い歴史を誇る老舗レストランで創業は1273年というのですから、驚きです。 地元の名士や名門の貴族たち、ゲーテやショパンといった有名人が数多く訪れています。

ビアセラー「ピヴニツァ・シフィドニツカ」
営業時間:12:00から深夜(最後のお客様が帰られるまで) ランチ平均:20~70PLN
ホームページ:www.piwnicaswidnicka.com


旧市街広場を囲む建物のなかでも金陽の館、ヤシとマウゴーシャ(ポーランド語でいうヘンゼルとグレーテル)、七選挙侯の館はぜひ見たい場所です。広場の西側にはかつてはポーランド領で一大文化都市であったウクライナのリボフから1946年に移設された詩人アレクサンデル・フレドロの像が見えます。


金陽の館 Kamienica Pod Złotym Słońcem
16世紀築のこの建物は、領主がシロンスクを訪れた際にヴロツワフで宿泊するために利用されていました。この建物の裏側には、ポーランドでたった一つといわれるメダル博物館Muzeum Sztuki Medalierskiejが各種のメダルや勲章などが展示されています。

ヴロツワフ大学 Uniwersytet Wrocławski

現在、ある大学本館は、1659年にイエズス会に払い下げられた土地に1702年に神聖ローマ皇帝レオポルド1世(1640-1705)が建てたもので、2002年に創立300年を迎えました。1階のヴロツワフ大学博物館にあるレオポルディヌム講堂はため息をつきそうなほど豪華絢爛。さらに音楽ホール「オラトリウム・マリアヌム」に響き渡る調べは200年前から変わることなく、今もなお聴衆の心を魅了し続けています。

ヴロツワフ大学博物館 Muzeum Uniwersytetu Wrocławskiego

入館料金:4部屋の見学 大人10PLN、割引適用料金6PLN、2部屋の見学 大人6PLN、割引料金4PLN
所在地:pl. Uniwersytecki 1
開館時間:10:00-15:30水曜日休み
ホームページ:www.muzeum.uni.wroc.pl

オソリネウム図書館 Ossolineum

オソリネウム図書館があるのはかつての聖マチェイ修道院です。作家であり収集家でもあったユゼフ・マクシミリアン・オソリンスキによって、設立時にはポーランド領であったルヴフ(現在ウクライナ・リボフ)に1817年に設立されたオソリネウム図書館が1946年にこの地に移設されました。ここには、ポーランドの詩聖アダム・ミツキェヴィチの代表作「パン・タデウシュ」の手稿やレンブラントの版画などが保管されています。
所在地:ul. Sołtysowicka 24

ラツワヴィツェの展望美術館 Panorama Racławicka

円筒型の建物の中に360度の大パノラマとして見えるように収められたラツワヴィツェの戦いの図は1794年4月に帝政ロシアに抵抗し、愛国心に燃える軍人タデウシュ・コシュチューシコが4100人の正規軍と2000人の農民兵を指揮して起こした蜂起を19世紀ポーランドの巨匠ヴォイチェフ・コサクとヤン・スティカが描いたもの。絵のサイズは15m×120m、直径は38mという超大作です。コシュチューシコはアメリカ独立戦争に参加し、ワシントンの副官として戦ったことでも有名です。
所在地:ul. Jana Ewangelisty Purkyniego 11
ホームページ:www.panoramaraclawicka.pl

聖女マグダラのマリア教会 Kościół św. Marii Magdaleny

1150年から1175年に完成したこの教会の門はロマネスク様式の時代のものであり、その芸術的価値の高さはヨーロッパ屈指のものとされています。砂岩でできた8つの柱に支えられた湾曲部には聖母マリアとイエス・キリストの生涯が描かれています。もともとは近くのオウビンOłbinという町にあったものですが、1529年にヴロツワフに移設されました。
所在地: ul. Szewska 10

聖マグダラのマリア教会
ヤトキ通り


ヤトキ通り ul. Jatki
広場からちょっと中に入れば、中世さながらの雰囲気を満喫できるヤトキ通りがあります。木造りの軒が出たアートギャラリー、工房などが立ち並ぶ隠れた人気スポット。広場からオドジャンスカ通りul. Odrzańska通りに沿って北に150mほど進んだ右手にあります。

ヤシとマウゴーシャ
Kamieniczki Jaś & Małgosia

「ヤシとマウゴーシャ」というのは、ポーランド語でグリム兄弟の「ヘンゼルとグレーテル」を指す呼び名で、それにちなんだかわいらしい建物が旧市街にあります。向かって左にあるゴシック・ルネサンス様式の小さい方が「ヤシ」と呼ばれ、バロック様式のマウゴーシャは右側の大きな方になります。ふたつの建物の間には、18世紀になってあたかも仲良く手をつないでいるかのように取り付けられたアーチがあります。「ヤシとマウゴーシャ」の愛称は第二次世界大戦後に東部ポーランドがウクライナ領になった際に、ヴロツワフに移住した住民によって付けられたそうです。ヤシのとなりにはヴロツワフ名物のこびとたちの住処への入り口があります。
所在地: ul. św. Mikołajaとul. Odrzańskaの角

ガルニゾン教会
Kościół Garnizonowy św. Elżbiety

「ヤシとマウゴーシャ」の背後にあるガルニゾン教会は市内で2番目に大きな教会です。1976年に建設工事中に起きた火事によって焼失し、1997年にその修復はやっと終わりました。高さ83mある教会の塔からはヴロツワフの近郊まで広く見渡すことができ、天気がよければチェコとの国境にあるスデティ山地を望むことができます。

所在地:ul. Św. Elżbiety 1/4
ホームページ:www.elzbieta.archidiecezja.wroc.pl

ドゥニコフスキ大通り
Bulwar Dunikowski

オドラ河畔にあるこの公園からはオストルフ・トゥムスキが見渡せる絶好のフォトスポット。シーズン中にはこのちかくにあるピアスコヴィ橋Most Piaskowy付近から遊覧船が出ています。通常の観光ルートとは一味違ったヴロツワフの魅力が発見できるかもしれません。

オドラ川のクルーズ
4月から10月半ばまで運行。所要時間40分から90分程度。 Hala Targowa - Bulwar Włostowica -Most Zwierzynieckiの3箇所に止まります。
料金: 10-15PLN

オストルフ・トゥムスキ Ostrów Tumski

ヴロツワフの真珠といわれるオストルフ・トゥムスキは市内でもっとも古い地区。紀元1000年前にはピアスト王朝のボレスワフ英雄王がこの地をカトリックの重要な拠点として司教座を設置しています。


バプティスマのヨハネ大聖堂 Katedra św. Jana Chrzciciela
このバプティスマのヨハネ大聖堂はオストルフ・トゥムスキ地区のなかでもっとも貴重な中世建築といえるでしょう。第2次世界大戦で戦災を受け、1950年代に再建された現在の大聖堂の原型は12世紀後半からここにあったロマネスク様式の大聖堂でした。中央聖壇と身廊、側廊は13世紀から15世紀、塔と正面入り口上の湾曲部分は15世紀のバロック様式になっています。「永久の眠りにつく聖母」が描かれた聖壇は、クラクフにある聖マリア教会の有名な聖壇を手がけたヴィト・ストフォシュの作風にならった名作として知られています。 聖壇の後ろにある礼拝堂の中でもイタリアの名工によって築かれた「聖エルジュビェタ」礼拝堂(1680‐1700)は有名です。また大聖堂の塔からはヴロツワフの全景とオストルフ・トゥムスキのパノラマを楽しめます。このとなりにはカトリック教会関連の美術品のコレクションで知られる大司教区博物館Muzeum Archidiecezjalneがあります。
拝観時間:月~土曜10:00-16:00日14:00-16:30
塔の入場料:大人4PLN、小人3PLN
所在地:pl. Katedralny18

植物園 Ogród Botaniczny

小さな庭園から始まったこの植物園は200年近くにわたってヴロツワフの人々の憩いの場となってきました。生命の息吹を感じる春には色鮮やかな花が目を楽しませてくれます。
所在地:ul. Sienkiewicza 23
開園時間:4月~11月8:00-18:00、温室10:00-18:00
ホームページ:www.biol.uni.wroc.pl/obuwr/


自然博物館 Muzeum Przyrodnicze

1814年に開館した自然博物館には、珍しい植物や種子、動物や昆虫など千種類以上が常時展示されています。子どもも大人も年齢に関係なく楽しめる博物館です。
所在地:ul. Sienkiewicza 21
開園時間:火曜~金曜9:00-15:00土・日10:00-16:00
入場料金:大人8PLN、子供5PLN
ホームページ:www.muzeum-przyrodnicze.uni.wroc.pl/eng/index.php


世界遺産 百年記念会館 Hala Stulecia
ポーランドの一番新しい世界遺産である百年記念会館の由来は、(ドイツが)ナポレオンのフランス軍に勝利を収めた1813年のライプツィヒの戦い(またの名を諸国民の戦い)から100年目を記念して建てられたことにあります。 天上を覆う円形ドームは直径が67m、高さは43mで、円蓋の頂きの部分は鉄鋼材とガラスで出来た明かり取りの天窓になっています。建物全体はドームを中心に正十字に翼を拡げた四葉型になっており、音響効果を高めるため壁を木材やコルクを混ぜたコンクリートの遮音層で覆うなどの工夫が凝らされています。
アクセス:ヴロツワフ中央駅から市バス145、または146を利用、"HALA STULECIA"下車
開館時間:8:00~19:00
入場料:大人 10PLN、小人・学生5PLN
ホームページ:www.centennialhall.eu

シチトニツキ公園 Park Szczytnicki
市内にある数多くの公園のなかでも最大規模であるシチトニツキ公園。その始まりは1785年にシチトニツキ家が作った庭園でした。1913年に開園した日本庭園は、日本の造園専門家の手によりいっそう日本情緒が漂う公園として再整備を行い1997年から公開されています。
所在地:ul. Mickiewicza

動物園 Zoo

テレビ番組で大人気となったヴロツワフの動物園は、動物園といえばだれもがヴロツワフと言うほど有名なスポットです。国内でも最大の規模を誇り、5千以上の動物が飼育されています。
所在地:ul. Wróblewskiego 1-5
開園時間:4月~9月9:00-18:00(日祝19:00まで)、3月と10月9:00‐17:00、11月~2月9:00‐16:00
入場料金:大人12PLN 小人6PLN(3才まで無料)
ホームページ:www.zoo.wroclaw.pl


ヴロツワフの旅のインフォメーション

❖ツーリストインフォメーションTourist Information Center 所在地Rynek 14(旧市街広場)
  営業時間 4月~10月 9:00-21:00、11月~3月 9:00-19:00 (年中無休)
  ホームページ www.um.wroc.pl
❖ヴロツワフ市全般に関する情報 www.wroclaw.pl
❖旅行者向けヴロツワフ情報 www.wroclaw-life.com/
  空港インフォメーション www.airport.wroclaw.pl



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世界遺産を訪ねる旅 —ポーランド—
     

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