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メトロガイド>サヘル・ローズのコトダマ日詩 vol.1


サヘル・ローズのコトダマ日詩

初めまして、イランからペルシャ絨毯に乗ってきましたサヘル・ローズです。なんて照れくさい自己紹介をしてしまいました。

日本にきて20年になります。年月は早い、時に日本は日本時間は砂時計を3倍速にしたかのような目まぐるしい流れがあります。

しかし、8才から日本へ母ときた私には第二故郷にさえ感じるほど日本は愛しい国なのです。学ぶことが沢山あります。

文化や技術だけでなく、道徳心や五感の鋭さを私は日本の方からたくさん学んでいます。
そして、なによりも嬉しいのは日本と私の母国イランが親日であること。報道の発信力は凄まじく力があります。
正しいときもあれば、『うん?』と首を傾けてしまう時もあります。
仕方がないことですが、イラン人としては生の国民の声を伝えたいですし、イメージを変えたい。

それはきっと海外に住む同士達も感じているはず。
私は架け橋にはまだまだなれないけど、
今はコンパスにはなれるのかもしれない。
『こっち側からもみてみて』っと方角を示す。そんなコンパスを目指したい。
そしてこれからコラムを通して『私からみた日本』と『イランに興味津々』になってもらえる、そんなコトバをここに書いていきたい。

コトバ、そう言葉は足が早い。そして遅い。あしがはやい。鮮度が落ちる意味としてでも。
だからこそ『言葉』を大切にしていきたいですし、伝えたい思いはなるべく無添加で発していきます。それが私の目標です。

最近はスマートフォンやゲームなど1人になりやすい。機械が発展して便利になるのは素敵な事だけど、昔の知恵や会話をする楽しみがなくなってきた気がします。
人ならではの五感があり、コミュニケーション力があるはず。そこから学べる事はすべて心の厚み。肥やしになる。

だから私は旅をするときは地図はなるべく持ちません。言葉として通じない時は身ぶり手振りで相手との意志疎通をはかります。

その時に感じるのはやはり国籍が違っていても同じ人間、いや…地球人にかわりはない。
心とココロに境界線はないからこそ、自分からも歩みよる1歩を大切にしていきたいなと。
そんな横道ばかり話をそらしてしまいましたが、皆さんとココロ旅ができたら嬉しいのですよ。

改めて…サヘル…さっちゃんと気軽によんでくださいね。っと南高梅をいただきながら顔を酸っぱくしてコラムを書いていましたーーー。

梅はウメーー。お後がよろしいと信じて…また次回。

能登酒は、ふぐの子
メイク中(雑誌の表紙撮影の時)
一時期は、滝川クリサヘルとして、ショートカットで「お・も・て・な・し」と撮影する事多かったです。


サヘル・ローズ ─Profile─
1985年、ペルシャ(イラン)生まれ。8歳の時に養母と共に来日。
育ててくれた母に恩返しをする為、将来オスカー像をとれる役者になるのが夢。
現在、「探検バクモン」(NHK総合) 進行役、「ノンストップ!」(フジテレビ)いいものプレミアムのコーナーなどに出演中。

最新情報はコチラ → http://excelling.co.jp/
サヘル Twitter → https://twitter.com/21Sahel

世界遺産を訪ねる旅 —ポーランド—
   


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