今年も半年をきりました。
時間の流れは意識したくないのですが、
やはり歳を重ねていくたびに、
時の流れを感じる速さが早くなっています。
今年は紫陽花が元気じゃなかった。
カタツムリとも遭遇する回数が明らかに少なくて寂しい。
ですが、7月7日の「七夕」は晴れましたね。
2人が会えたのは 嬉しいかぎり。
織姫と彦星
ロミオとジュリエット
イランにも、千夜一夜の王子とプリンセス
どの国にも、国民から愛されて語り継がれる愛が存在します。
人生も、おとぎ話のように物事が進んだら・・・と小さい頃は憧れた。
だけど、ハッピーエンドは無いのかもしれない。
ごく僅かな一瞬一瞬は、ハッピーエンド。
すべてを手に入れて 『満足』だと思える人は、どれ位いるのだろうか?
人生の成功者という人もいるけど
そういう人達ほど、屈辱を味わい、苦悩をした人。
だから 這い上がってこれるのだろう。
そして痛みを忘れなかった人達は。
経験ほど、そして挫折ほど、自信に変わる エネルギーはない。
けど、今こうして色んな事に眼を向けたり、考えられたり、外へ出歩いたり、お買い物したり、ご飯を食べたり。
この日常こそが、本来は非日常として
別次元の幸福だと感じる人々も、今の世界情勢にはあります。
どこが安全なのか?
どこなら安心なのか?
正直、誰にもわからない。
いま起きている 一つ一つの出来事は他人事ではない。
歴史が目まぐるしく変化している。
わたしは専門家でも評論家でもない。
だけど 1人の人間として難民問題はもちろん、
あらゆる場所で起きてしまっているテロには心が引きちぎられます。
そして経済問題から、大統領選、日本の選挙まで。
どの時代にも権力があり、政権がある。
それと同じ人権もあるのです。ひとりひとりに。
肌の色も国籍も関係ない。
生きていい。
その為の共存なのに、今は排除ばかりが目につく。
権力による規制や迫害。
人と人同士が、モグラ叩きゲームのように、
お互いを叩いて傷つけていく。
今の世の中には『許す』ことや『認め合う』ことが減っていく。
忘れないで欲しい。
チカラや権力は、ひとりのものではない。
でも。
他人事という 盾
見て見ぬふりという毒
暴言という 凶器…
次の世代には残したくない。
「人権」という知識。
人が残せる大切な遺産だと私は思います。
日本には、これから先もどんどん多くの外国国籍の人が訪れます。
彼等を理解する為に、お互いを知る為には
興味という武器を、器用に使って欲しい。
人に興味をもつ。
そこから何かが変われたら、小さな変化かもしれない。
ですが、小さな変化ほど大きくなるものはない。
私は日々、こんな事ばかり考えています。
そして映画や舞台 表現という武器をつかって、
小さな変化を起こしていきます。
かならず。
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