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メトロガイド>サヘル・ローズのコトダマ日詩 vol.47


サヘル・ローズのコトダマ日詩

わたしのお母さん。


ふと、最近は母親について考える事が多い。


子供だった頃と 大人のいま。


本質は変わってはいないのだけど、
なぜだろう?とても酸素不足になる。


小さい時って、もっともっと毎日が楽しかった。
キラキラしていた。
それは、
色んな責任や重圧を知らずにいたからなのかも。


人は大半、いつかは親になる。
しかし親というのは覚悟がいる。
子供が好きだから、
という理由だけでは成立しない。


命を生むというのは
生と死を産み、育てていく。
人は不思議な生き物。


死にむかって生きていく。
ネガティヴではなくポジティブにね。


明日が不安。


そう、
だから、親は孤独な大人でもある。
いつの間にか 弱音も云えずに、
親であるからこそ責任を背負う。


ふと、


親になる勇気は私にはまだない。
自分の心を育てるのに精一杯だから。


けれど、いつかきっとお母さんはいなくなり
自分が残される時が必ずくる。


それが、現実。


生きて、ちゃんと生き抜いて
そして永遠にねむる。


死 という言葉は本当に難しい。
美化も出来ない言葉で、
なぜだろう?
死 は真実でもあるのにコワイ。


夜に変化する景色をあらわす。


死を理解出来ているはずでも
やはり、向き合いきれていないのも真実。


本当に不思議。
生まれてくる赤ちゃんは泣き。
けれど、家族は喜び笑う。


亡くなる時は本人は穏やかに微笑み
家族は涙を流す。


生と死。


ふと、扉をあけてくる予測不可能な隣人。


ね、
お母さん、あなたはいつか先立っていく。
その時の私はあなたの誇れる娘でありたい。


たくさんの事を教えてくれたお母さん。
いいことも、悪いことも
くるしい時も、楽しい時も
全部、アナタから教わった感情。

尊敬する人であり、
偉大すぎる人です。


そう、アナタは近いのに 遠いひと。


小さい頃は近くに感じつつ
心はまだお母さんを理解してない。
そう、
小さいときは お母さん 大好き。という感情。


それが、どんどん変わると私は感じた。


大好きが愛してるに変わる。
けれど、小さい頃のように近くにはいない。
いや、、きっと行けなくなったのは、私。


無意識にお母さんを知り、
理解すればするほどに遠くなる。


お母さんという名の隣人。


そして 生と死を教えてくれたひと。
お母さんと一緒にちゃんと生きるんだ。
明日はない、今をいきる。
生かしてくれて ありがとう。



サヘル・ローズ ─Profile─
1985年、ペルシャ(イラン)生まれ。8歳の時に養母と共に来日。
育ててくれた母に恩返しをする為、将来オスカー像をとれる役者になるのが夢。
現在、「探検バクモン」(NHK総合) 進行役、「ノンストップ!」(フジテレビ)いいものプレミアムのコーナーなどに出演中。

最新情報はコチラ → http://excelling.co.jp/
サヘル Twitter → https://twitter.com/21Sahel

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